みんなのうた大好き

娘は、NHKで放送される「みんなのうた」が大好きです。

1歳前頃。
何気なくつけていたテレビから流れてきた「おおきなおなか」という曲。
娘はそれまでの動きを止めてじーっと画面に見入っていました。

おなかの中の赤ちゃんを愛おしく想う気持ちと、不安に思う気持ち。
その歌詞と優しいアニメーションに、私も一緒に画面に釘付けになってしまいました。
日々の孤独な子育て。つかまり立ちができるようになって一秒たりとも目が離せない。
自分の中の何かが決壊しそうな時期だったので、自然と涙が溢れてきました。
「ああ、そうだった。こんなに愛おしかった」

それ以来、「みんなのうた」が始まる時間にはしっかりチャンネルを合わせるようになりました。
娘が画面に集中してくれる5分間が息抜きになったり・・・。

少し大きくなってから、臨月の時に流れていた「へっちゃら平気の平八郎」を何気なく口ずさんだら、娘がじっと聴き入ってくれたりしたこともありました。
お腹の中で聴いて覚えてたのかな?と思い、またホロリ。

去年レコーダーを買ってからは、2ヶ月毎に替わる曲、お楽しみ枠、リクエスト枠をすべて録画して、今では数十曲溜まっています。
娘と一緒に観て、一緒に歌って。

実は私自身、とても心に残っている曲があります。
小野リサさんが歌う「太陽の子どもたち」。
放送月を調べたら1992年になっていたので、7〜8歳頃ですね。
両親ともに忙しくほとんど構ってもらえなかったため、寂しい子供時代を過ごしました。
ひだまりの中にいるような曲調。その対比が鮮烈で、今でもずっと忘れられません。

娘が大人になった時「みんなのうた」が暖かい思い出とともにあるものでありますように。

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