娘を産んだクリニックでの新生児二週間検診。
時間に余裕をもたせて向かったのですが、受付した時点で既に20組以上いて結局1時間程待つ羽目になってしまいました。(授乳時は部屋を貸してもらうことができました)
ようやく呼ばれた後は看護師さんによる簡単な問診、体重測定、おへその状態の確認があり、その後に小児科の先生の診察がありました。
娘の胸に聴診器を当てている先生からの突然の言葉。
「雑音があるね」
雑音・・・・・?
「紹介状書くから診てもらって」
え?え?
体重もしっかり増えていたため「問題なし」と太鼓判を押されるとばかり思っていて、不意を突かれました。
手術しなきゃいけない?
・・・それ以上の不吉なことも頭をよぎりました。
診察台の上の娘を見ると、勝手に涙がこぼれてきました。
先生は流れ作業のように紹介状をさらりと記入、そして医科大附属の医療センターの地図が載ったプリントを渡してきました。
帰宅後。
怖くて詳しいことを聞けなかったけれど、予約の日までモヤモヤするのが辛い。
「心臓 雑音」等でネット検索。
「心室中隔欠損症」なる先天性の心疾患があることを知りました。
予約当日。
超音波検査の結果、やはり心臓に欠損があり経過観察していく必要があること、幸い程度が小さく(3mm)、成長とともに勝手に塞がっていく可能性が高いことを伝えられました。
その後は二週間後、一ヶ月後、三ヶ月後、と診察の間隔が開いていき、28年11月(1歳2ヶ月)の診察で、穴が塞がっているのが確認され、念のための最終診察(2歳)で完治を告げられました。
去年の暮れ。美容室での世間話中、スタイリストさんのご子息が十数年前に同じ心疾患で経過観察ののち手術に至ったという事がわかりました。
「心雑音」と聞いてネットで検索しまくる中思っていた事でもありますが、改めてありふれた疾患なんだなと実感しました。