私は虫がすごく苦手です。
シンクに落ちたトマトのヘタや、自分の腕のほくろ、海苔の欠片、
あらゆるものが虫に見えて、頻繁にビクッとしてしまいます。
切ったピーマンの中に幼虫がいたときは、0・0003秒という速さでシンクに投げつけました。
驚くべき反射能力を発揮したのです。今でも思い出しては戦慄します。
調べてみると入っていたのは蛾の幼虫だったらしく、そんなに珍しいことではないみたいですね・・・。
穴が空いてなければ基本的に大丈夫みたいなのですが、何しろ強烈な体験だったので、今ではピーマンを切る度に緊張が走ります。
そんな私にとって、公園(特に夏)はもちろん恐怖プレイスです。
セミの抜け殻をおもむろにもぐ娘。
一歩歩けば絶対何か踏む。
土を掘って遊んでいると、潜んでいた幼虫さんがこんにちは(動揺を隠してそっ閉じ)。
耳の真横をかすめていくアブ。
屈んでる私のうなじにファサッと何かが触れた時は、お昼時の閑静な住宅地に情けない声を響かせてしまいました。
おそらくは葉っぱが落ちてきただけです。バカみたい・・・
娘には極端な虫嫌いにはなって欲しくないので、
見てほら、虫さんが何か運んでいるねぇ♡と気丈に振る舞う。
でも、虫への恐怖心って理屈じゃないんですね。
娘も虫を見ると、気持ち悪いのかぶるっと身震いをするようになってしまいました。
アリが這い上がってこようもんなら、無言のマジモードで振り払います。
夏の間は疑心暗鬼になって、床に落ちてる黒いもの(たいていはゴミ)を「むしさん」と言って指差して私に虫かどうかを確認させるのが日課になっていました。「虫じゃないよ」と言うと安心して近づくのです。
将来私のようになってしまうのかと、心配がつのります。
夏が終わり、虫の気配も薄くなってきた頃。
私と娘はどんぐり集めにハマっていました。大きさも形も様々で、これが飽きない。
そんなある日「わる」といってどんぐりを分解したがるので、私がせっせと割って、中身を娘に渡して遊んでいました。
メリメリ、パカッ・・・・・・・・にょろ~~~~~~ん!
・・・・・元気いっぱいの芋虫さんがでてきたね!
「%&##&%’$&”*!!!!」
私は例の反射能力で手に持っていたものを放り投げて、キョトンとしてる娘に対して、
「虫さんがいたの(泣)」となかなかダサい発言をしてしまいました。
どんぐりの中には、しばしば育ち盛りの芋虫さんがいるみたいですね。
全然知らなかったのですが、割と常識みたいでショックです。
以上、虫嫌いの日常の一コマでした。
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