出産で死にかけた②

産院に着いたら、いつもNSTをしていた部屋に案内され、

着替えてね、と入院着を渡されました。

着替え終わったらNSTをつけてもらって

「何かあったらそれ(内線の電話機)でつながるからね」と

言って助産師さんがいなくなってしまいました。

時々お腹は張るもののまだまだ余裕でした。

小規模の産院&日曜日だったこともあって、他に出産する人も居らず院内はシーンとしていました。

スマホを見たり、ぼーっとしたり。

正確な時間はわかりませんが、1時間位経った頃でしょうか。

ギリギリ我慢できそうで、できない痛みが規則的にくるようになりました。

病院について少し安心していた気持ちが、また恐怖にかわってきました。

助産師さんに促されて分娩室に行って子宮口を見てもらうと

「7cmだね」

7cm!!!?こんなにこんなに痛いのに、まだまだっていうことなのかな!

Jesus・・・!

NSTの部屋に戻ってまた待機することに・・・

しかしそれから幾分もたたないうちに、痛みも強くなり、間隔も急激に急激に狭まってきました。

「8cmだね、どうする?分娩台に乗ってみる?初産なんでしょ?早いねえ!」

この地獄の痛みに耐えられそうもない!一刻も早く産んでしまいたい!

分娩台で仰向けになり、助産師さんの指示に従っていきみます。

陣痛の表現は人によって色々違いますが、私の場合は

「腰椎がこなっっっごなに砕けてるのに、止め処なくハンマーで繰り返しフルスイングされてる」

ですかね?

助産師さんだけで対応していただいていたのですが、そのうちいつも診察してくれる先生が来て

「頑張ろうね!」と言ってくださいました。

しかし、あまりに絶望的な痛みに腰の骨(体感)も心も、すでに粉末化していました。

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