これも小学校の時。
私は、算数が本当にダメでした。
ある日、パソコンのソフトを使った勉強が父により始められました。
ソフトは購入したのか何なのか分かりませんが、子供心にも「思いつきなんだろうな」と感じていました。
筆算(地方によって言い方違いますかね?)の繰り上がりや繰り下がりを
教えてもらうも、信じられない程理解できませんでした。
「何でこんなことも分からない」
と呆れのこもった強い口調で言われ、萎縮して余計に頭に入らなくなる。
そんな日が3日続いたある日。
あれ?今日はやらないのかな?
今日もやらない・・・
今日も・・・
結局その後ソフトを使った勉強は一切なく、
正直助かったと思いました。
「やーめた」そんな感じだったんでしょうかね。
ホッとしたのは事実ですが、父の行動には驚くほど一貫性がありません。
最後は、思春期真っ只中。
リビングにいると、大抵母がその場にいない父の文句を言い始める。
聞きたくないけれど、母だって辛いんだから・・・と、時には
「え~父さん最低だね!」なんて言いながら対応していました。
ちなみに私には兄も弟もいますが、その二人に対しては愚痴をこぼしているのを見たことがありません。
思春期なんて自分のことだけでいっぱいいっぱいなのに、母の愚痴も受け止めなきゃいけない。
何で実の父に最低なんて言わないといけないんだろう?
けれど、そもそも母が常にイライラしてるのは父に原因があるんだし。
まさに逃げ場所がどこにもない状態です。
そんなある日。
「お前のそういう所、父さんにそっくりだな!」
はっきりと、母から言われました。
パリーーーーーーーン!!!!!!!!!!
細かい傷が無数についていたガラスが、ついに派手に砕けました。
いつも父の事を憎々しげに語っていたのに、その刃先をそのまま私に向けてきたのです。
母さんは私の事も憎いんだな。
衝撃がすごすぎて、その時は開き直りに近い感情になりました。
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