娘には、「自分は価値のある人間だ」と胸を張って人生を送っていって欲しいと願っています。
私自身は、
【自分には何の価値もない】と思っています。
何かを始めようとする時、始めたい時だって
「どうせ私にはできない、失敗するに決まってる」
「私がやっても無駄」
結局何一つ挑戦できないまま時間だけが過ぎていくという事を積み重ねてきました。
そういう思考パターンになってしまったのは、思春期までの両親の私に対する言動が間違いなく関係しています。
成人してから上記のような事を言うと、何かと世間から冷ややかな視線を浴びがちですが。
人格が形成されていく過程で受けた言葉(特にマイナスなもの)は簡単に記憶から消し去ることができず、
年を重ねていけばいくほどその言葉にがんじがらめにされていく場合だってあると思います。
私自身が子育てを始めて、目を瞑って見ないようにして来た
【子育て】の唯一のモデルである両親のこれまでの態度と向き合うはめになりました。
確か小学校1年生の時だったと思います。
学校の授業で、母の日にプレゼントする似顔絵を描きました。
喜んでくれるかなぁ?渡す直前までホクホク、ホワホワとしていました。
でも真っ先に言われた言葉は、
「年寄りみたいだな(笑)」
確かに似顔絵には〈ながいきしてね〉と、不相応な言葉を添えていました。
でも、それは、大好きな母に対する純粋な気持ちでした。
母の照れ隠しもあったのかもしれませんが、たった一言で、自分の中に修復不可能な傷がつきました。
別の話です。小学校低学年の頃。車に乗っていて
私「月がついてくる、何で?」
両親「当たり前だろう(笑)」
私「・・・・・・・・」
地球が大きいから、と言われた気もしますが、
バカにされた(両親にはそんなつもり一切なかったとしても)インパクトが強すぎて、はっきりと覚えてません。
これはもう真っ白な心に浮かんだ純粋なきらめきを、石臼で挽いて墨汁をぶっかけるかのような対応です。
決して大袈裟じゃありません。
返事としては「なんでだろうね」の方が数百倍マシですよ。
取り繕いましたが、胸の中には悲しさが広がっていました。
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